「その表現、いただきます。」真似上手は英語の学びも早い

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ネット上では、英語の先生や通訳者、言語学者をはじめとする語学の「エキスパート」が、様々な観点から英語学習のコツや方法論を提唱しています。語学学習を科学的に検証しようとする人もいれば、「TOEICが100点アップ」とか「これを学べば日常会話はOK」などというようなキャッチフレーズで、さほど効果が得られそうにもない内容の学習教材をベストセラーにしている人もいます。

私も本格的に英語を学び始めて20年以上たちますが、英語はきっと一生学んでいくものなんだと思っています。語学学習には、「これで十分」という境目がありません。学べば学ぶ程分かっていない自分に気づきます。

確かに「ある程度」の英語力は短期間でも身に付くかもしれません。問題は、その先に何十にもはだかる語学の壁です。一つ一つ敷居が高くなっていく壁を越えていくには、長期スパンで学んでいくしかありません。

私もいろんな方法で英語を学んできましたが、何をしていても昔から変わらず続けていることが一つあります。

それは、「見聞きする英語をとにかく真似てみること」です。

「そのセリフ、何だかかっこいいな!」と感じること、自分もいつか使ってみたいと思うことが大切です。 心を動かされると記憶にも残り易くなります。分からない意味はその場で解決させ、次からは積極的にアウトプットします。聞き手の反応から言葉の手応えを感じるようになると、その表現は脳に確実に定着します。いちいち立ち止まって思い起こそうとしなくても、必要な時に自分の口からパッと出て来るようになります。

英語の文章を書く時も同様です。読んだ英語のフレーズでいいものがあれば、そのまま真似ればいいんです。例えば、英語で履歴書を書く場合、ネットで ”resume, cover letter, samples”と検索すればいろんな例が出てきます。その中からいいなと思う文章を「盗み」ます。

ただし、英語にだっていい例と悪い例がありますので、何を真似るかは気をつけなければなりません。 その判断力は、英語をインプットする量に比例して向上していくと思います。辛抱して学び続けると、次第に語学の「感覚」が身に付いてきます。

オウムのように意味も分からなく真似るのではありません。初めて出会う単語や表現に関心をもち、そこに思考プロセスを加えることが大切です。

面白いなと思った表現を使ったときに聞き手から予想した反応が返ってくると、英語がますます楽しくなりますよ。

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