海外ドラマ「フレンズ」から学ぶ非言語コミュニケーション

コミュニケーションには、言葉を用いた言語的コミュニケーションと、ジェスチャーや顔の表情、声のトーンなどに代表される非言語コミュニケーションがあります。ある研究者によると、人のコミュニケーションの7割は意識的・無意識的に発される非言語のメッセージが占めているのだそうです。ですから、相手のジェスチャーや表情などから発信されるキューをうまく読み取れないと、会話の本意を掴むことができない場合があります。

日本人同士でもうまく意思疎通がとれない時ってありますよね。自分のちょっとした仕草が誤解を招くこともあります。その相手が外国人なら、もっと複雑な状況になりかねないですよね。

一躍人気だった海外ドラマ「フレンズ」をご覧になったことがありますか。ドラマの抜粋したシーンを使って、非言語コミュニケーションの例をまとめているYoutubeビデオを見つけましたので紹介します。

いろんなジェスチャーや顔の表現が登場しましたが、みなさんはそれぞれが示唆する心理的ニュアンスを推測することができましたか?

今回は、一般的に外国人と話をする時に注目したい非言語コミュニケーションのキューを、私の経験も踏まえながら紹介しようと思います。また、日本人がよくする動作や仕草のなかで、外国人に誤解されやすいものも例に挙げますので、最後までお付き合いくださいね。

緑字で記されたのは、非言語コミュニケーションの例が登場する動画の内容と時間帯です。

  • 顔の表情

動画 “I’m pregnant..And you’re the father, by the way. You’re good.”の後に続く顔の表情 0:13

欧米や豪州などの人たちは、顔の表情で多くの感情を表わします。眉毛や口を上げたり下げたりしますし、目線でいろんな表現をします。話し手の顔の表情に注目しましょう。

日本人はよく無表情だと言われます。一昔前までは、感情をあからさまに顔に出すのは良くないという考えがありました。例えば、女性が笑う時に口を隠すのは、人前で大口を空けると「はしたない」と思われているからです。

日本人がよく誤解されやすいのは、自分の困惑した感情を悟られないように笑いでごまかそうとする「苦笑い」です。欧米の人たちは、私たちが無意識にしてしまう苦笑いが理解できません。大変な思いをしているのにへらへら笑ってるなんて変だと思われます。時には相手を侮辱しかねない場合もありますので、気をつけましょう。

  • パーソナルスペース

動画 パーソナルスペースの例 1:26

パーソナルスペースとは、他人に近づかれると不快に感じる距離感のこと。個人的な差異もありますが、私の経験では、北米では日本人よりも広めにパーソナルスペースをとるような気がします。その一方、ラテン系の文化(イタリア、スペイン、中・南米)では、私がちょっと居心地が悪くなる位接近されるときがあります。

  • 接触

パーソナルスペースと関連しているのが人との接触です。ある程度仲良くなった場合を除いて、握手や挨拶でする軽い抱擁やキスを除いて、むやみやたらに体に触れることはありません。とくに男性から女性への接触はセクハラとみなされる場合があるので気をつけましょう。子供を「かわいいね」といって頭をなでたりするのさえ嫌がる親もいます。

その一方、両方の頬にするキスの挨拶はヨーロッパ各地で行われています。頬は触れるか触れないかのぎりぎりのラインまで接近して、音を立ててキスしたことにするのですが、これがけっこう難しい。場数を踏んで慣れるしかありません!北米では、仲が良くても大抵軽い抱擁のみが多いです。

  • 声のトーンや口調

動画 全然大丈夫じゃないのに “I’m fine” 1:46  

皮肉な言い方 ”Wow, you almost gave me a heart attack” 2:20

同じ文章を言っていても、どのように話すかによって正反対の意味をなす場合があります。例えば “I’m fine.”をぶっきらぼうに大げさな感じで言うなどして、相手に実はそうではないことを意識的、あるいは無意識に表現することがあります。そういうニュアンスを英語でも汲み取れるようになりたですね。

  • 目線

動画 目線を使った表現の例ーちょっと大げさですが 0:30

私も気をつけていますが、話す時は聞き手の目を見て、聞く時はしっかり話し手の顔を見つめることが大切です。よく顔を下に向けたまま話す人がいますが、それだとマナーがないとか、話に興味がないのではと思われてしまいがちです。

恥ずかしくて人の目を見れない、という人は、目と目の間を見るようにすると相手の目線を感じずに済みます。慣れるまでちょっと恥ずかしいかもしれませんが、ここは意識して取り組むようにしましょう。

 

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  • ジェスチャー

動画 air quotesをした時に発話した言葉は、皮肉の意味として言われています3:20

ジェスチャーの種類はほんとうにたくさんあるので、この場で全てを取り上げるのは不可能です。ただし、欧米や豪州などの人たちに共通していることは、 “Talk with one’s hands”という表現があるように、よく手を使って話す傾向があります。

日本人が誤解を招き易い代表的なジェスチャーと、ちょっと珍しい海外のジェスチャーを例に挙げます。

  1. 日本人がよくするジェスチャーで誤解を招くのは、何かを断る時に手を顔の前で振る仕草です。海外では「臭い」ときにする仕草です。
  2. 手招きの仕方は日本と逆で、手のひらを上に向けて動かすのはみなさんもご存知のはず。日本式に「おいでー」と手招きしたら「あっちに行け」の意味になります。
  3. 自分を指す時に日本人は鼻に人差し指を持っていきますが、欧米では胸を指します。
  4. 日本人はいつもぺこぺことお辞儀ばかりしていると思われています。
  5. 相手の正面に立って手のひらを相手に向けると”Stop”を意味しますが、斜め方向から同じ仕草をすると”Talk to my (the) hand”という意味になり、相手の話を拒絶する際(聞きたくないことを表現)にする動作です。ただしこれは挑発的なジェスチャーですので使用時は気をつけてくださいね。
  6. 「フレンズ」の動画にも登場しますが、欧米で使われるジェスチャーに”Air quotes”があります。両手をチョキにして顔の横に上げ、指だけを曲げる仕草です。 Quoteとは日本語の鍵括弧のようなものです。発話する内容が引用であることを示すために使われますが、それ以外に、アイロニーや風刺、歪曲表現を表します。このジェスチャーを上手に使えるようになれば、あなたのコミュニケーションスキルはかなりのもの!

 

非言語コミュニケーションを学ぶには、人と人とのリアルな対話を多く経験することが大切だと思います。外国人と英語で話をする時は、言葉以外に発信されているメッセージに注目して、そのパターンから意味を学びとるようにしていきましょう。

みなさんはどんなジェスチャーをご存知ですか?おもしろい体験談や失敗談がありましたら、ぜひシェアしてくださいね!

おすすめ↓ 非言語コミュニケーションに興味のある方はこの本を参考にしてください。

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