「正確さ」がゴールではないー「不自然な英語」を見極める力

学校で習う英語やTOEICなどの受験英語は「正確さ」が重要視されています。コミュニケーションのために語学を学ぶというより、文法やスペルに誤りがない英語をアウトプットすることです。私は、学習者の多くが「正確な英語」を身につけた時点で満足しているような気がします。英文法の基本的な理解とある程度の語彙力は必須ですが、それはあくまで良い意思疎通を図るためのスタート地点に立っただけにすぎないと思います。

同じ内容を伝えるにしても、様々なパターンが考えられます。難解な単語を会話の端々に散りばめることによって、自分はインテリだと印象づけようとする人もいれば、子供にも分かるシンプルな単語だけで、高度な概念を説明できる人もいます。

日本国内には、上記写真の駅案内のように、意図するコミュニケーションがとれていない英語が至る所に見受けられます。文法的には間違いではないけど、誤解を招くような分かりにくい文章や、「普通こんな言い方はしないよね」と感じる「不自然な英語」です。

この「不自然さ」に気づくようになるにはどうしたらいいか。それは、良い英語をできるだけ多く見聞きすることしかありません。様々なシチュエーションで使われている英語のフレーズや表現方法に触れて、自分のものにすることです。

「こんな言い方もありますよ」と提案しても「大きなお世話」「英語自体に問題はありません」などと反発する人がいますが、「良いものをもっと良いものにしたい」と思うのはいけないことなのでしょうか。まさしく日本人の英語に対する劣等感の表れなのではないかと思います。

テストの回答のように「正確な英語」が一つあるだけではありません。英語がどこで、誰のために書かれているかによって、使用する単語や文体など表現方法を変えるのが「効果的なコミュニケーション」です。「英語で書いておけばとりあえずわかってくれるだろう」で終わらせずに、誰にでも間違いなく理解してもらえるクリアーな英語表現を目指すことが大切なのではないかと思います。

もう一つ上の英語を目指して、皆さんも身の回りで見聞きする英語に注目し、様々な表現の可能性を追求してください。

 

 

(Photo credit: https://lambchopmeditations.com/2015/04/06/saffa-in-japan-part-4/)

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