地中海に住む日本人が久しぶりに帰省して感動したこと5つ

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私は日本を離れて海外をベースにした生活を20年ほど送っています。現在はマルタ共和国。主人とカナダから移住して早6年目に突入しました。家族や友達に会うため日本には年一回ペースで帰省していますが、やはりどうしても「外国人」目線で日本を見るようになりました。初めはそうでもなかったのですが、海外生活が長くなるにつれ、あらゆる物事が新鮮に感じます。懐かしい気持ちが半分、あるいは知らない、又は忘れていた日本の姿を見て感じる違和感が半分です。半年以上の長期留学を経験された人なら、誰でも同じ様な体験をしているのではないでしょうか。

今回長めだった1ヶ月半の滞在中も、日本がいかに特殊で恵まれた国かを実感しました。

食に対する欲がすごい

日本は食に溢れる国です。高級レストランからB級グルメ、デパ地下からコンビニまで、ありとあらゆる種類やレベルの食べものがあります。旅行をすると各地域に特産物があり、それを目当てに人は何時間もかけて旅をします。「旅行に行った」と知り合いに言えば、必ず聞かれるのは「どこで何食べた?」です。食に関する催しものは絶えずありますし、テレビをつければいつも食レポ。雑誌もレストランやカフェの特集ばかり。

日本のテレビ番組は、ジャンルに関係なく食べ物ネタが登場しますよね。そこがかなり特殊だと思います。海外では、食レポのような番組や、ゲストが何かを食べてコメントし合うような番組をほとんど見かけません。大口を開けてがつがつ食べている人を見て「美味しそう、私も食べてみたい」という感情に至らないのだと思います。確かにフードチャンネルはありますし、グルメな人も結構いますが、日本人のように「食」に支配されることはありません。

世界に誇れるカスタマーサービス

私は、「日本のおもてなし精神は世界一」と言っても大げさではないと思います。コンビニからレストラン、美容室に至るまで、とにかく相手の気持ちを優先したカスタマーサービスは過剰とも言えるほど丁寧です。そして細かい気遣いが素晴らしい。工事現場で歩行者を誘導するおじさんだって通行人にはとても謙虚ですし、「ご迷惑おかけしています」などと謝ってくるほどです。

カスタマーサービスに慣れている日本人の多くは、それに返事すらしませんよね。しらーっとした顔で定員さんにありがとうの一言もないお客さんを目撃すると、こちらのほうがムカついてしまうほどです。

ハイテクで快適なお風呂とトイレ

あったかいお風呂に入ってリラックスするひととき、ワンボタンでお湯をはってくれるシステムバスを当たり前と思っていませんか?そして日本のウォシュレット。トイレの流れの良さ!お風呂やトイレ環境の技術もそうですが、日本には他の国と比べて水資源が十分あることが、充実した「風呂文化」を可能にしています。ヨーロッパ、特に気候が温暖な南ヨーロッパでは、水がとても貴重で高価です。ヨーロッパの浴槽は日本のように浴槽が深くなく、温まる為に浴槽に浸かるのではなく、ためたお湯で体を洗うのが目的です。ヨーロッパ人の多くは簡単にシャワーを浴びて済ませる人がほとんどです。

水代が高い理由から、私はマルタでお風呂に入りません。日本のお風呂とトイレをマルタに持ち帰ることができたらどれだけ幸せか、といつも思います。

時間管理が徹底

物事が時間通りに動くことの心地よさ、安心感を日本で久しぶりに体験しました。日本では、電車やバスなどの交通機関はもちろん、人との待ち合わせでも時間をちゃんと守ります。電車が3分遅れただけで、車内ではおわびのアナウンス。店も病院も時間通りに開き、時間通りに閉まります。地中海に住む人々は時間にルーズなので、日本のように事が運ばなくてイライラすることがあります。マルタで時間を守れる人はほんのごく少数。私の経験推測をもとに推測すると、せいぜい5%位ではないでしょうか。彼らの基本は自分自身と家族なので、時間を守らないと相手に迷惑をかけるという概念がありません。みんな朝には強いですけどね。

包装の丁寧さ

日本で買い物をすると何重にも包装してくれますよね。スーパーでも買い物袋は必要以上にくれますし、もれる可能性のある水物だと、必ずビニール袋を重ねてくれます。地下デパでお土産を買うと、もともと包装された商品を相手に手渡す時に使う紙袋を別途にくれます。買ってきたものを家で開けると、購入したものより袋の山でいっぱいになります。欧米では、ゴミ削減の為必要最低限の袋しかくれませんし、スーパーでは有料にしているところが多いです。

 

以上のように、今回もいろんな再認識や驚きがあった滞在でした。日本を外から覗いてみると、自分がどんな国でどんな生活をしてるかを客観的に見ることができます。いい点、よくない点も含め、日本を違った角度から見ることによって、新しい何かが発見できるかもしれません。皆さんにも是非体験していただきたいなと思います。

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