英語を本気で伸ばしたいなら書きましょう

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英語を学んでいる人の多くは、「旅行で使える英会話を学びたい」とか「英語で接客ができるようになりたい」など、会話における意思疎通を目標にしています。その一方で、英語で読み書きができなくてもいいと思っている人、あるいは、書くこと自体が英語学習の中に組み込まれていない人も少なくありません。

確かに書くのは面倒くさいです。書くことは能動的な行為なので、ある意味エネルギーが必要です。会話との異なる大きな点は、書いたものはかたちとして残り、読み返すことができます。よって「ごまかし」が効きません。

私は長い間英語圏で生活をしていますが、第二外国語として学んだ英語は、いつまで経ってもネイティブスピーカーなら決してしない文法のクセから抜けられず、日本人ならではの間違いをします。今でも仕事等で大切な文章を書くときは、ネイティブスピーカーに誤字・脱字等をチェックしてもらいます。間違いが相手にそのまま伝わってしまうからです。その一方、会話においては、助詞や冠詞が少々間違っていても聞き手はそれなりの単語を勝手に当てはめ、推測しながら聞いてくれます。

例えば

I have to take shower.

と言ったとしても、聞き手は

“I have to take a shower.” てことなんだな

と勝手にaをつけて解釈します。

冠詞のaをつけようがつけまいが、ネイティブスピーカーはいちいち訂正してはくれません。英会話の先生だって聞き過ごす割合が多いと思います。その都度会話を止めていたら、話が先に進みませんから。会話は勝手に流れて行くので、自分の誤りに気づくことができません。楽しい雰囲気で会話をし最終的に意思疎通が図れたとしても、同じ間違いを何度も繰り返してしまうことになりかねません。

本気で英語を伸ばしたいなら、書くことはとても大切です。

英語で文章を書くと、自分の英語力を客観的に知ることができます。自分はどんな文法のクセがあるか、どんな分野の語彙力が足りないのか、分かり易い英語でコミュニケーションがとれているか、中途半端な理解だけで書いていないか。

自分の英語力がもろに出るので、いろんな意味で驚きの連続かもしれませんが 、何が分かって分からないのかを見極めるために英語はどんどん書きましょう。その繰り返しが、英語力を確実に向上させていく方法なのではないかと思っています。

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