【1年住んで気づいた】ベルリンってこんな街

日本人にとって人気のドイツ旅行といえば、絶景がつづく「ロマンティック街道」やミュンヘンの「オクトーバーフェスト」、ニュルンベルグの「クリスマスマーケット」などが挙げられます。どちらかと言うとドイツ南部が中心です。その一方北東部に位置するベルリンは、負の遺産である「ベルリンの壁」ぐらい。首都にしては印象がやや薄い都市ではないかと言えます。パリやウィーン、プラハなどのような華やかなイメージもありません。

ということで今回は、より多くの人にベルリンを知っていただくため、私が1年住んでみて気づいたベルリンの特徴を7つお話しします。

 

1. 多国籍な街

ベルリンは、世界中の移住者が住むコスモポリタンな都市です。街を歩いていると、公用語であるドイツ語の他に、英語やトルコ語、ポーランド語、アラビア語などが耳に入ってきます。2016年の統計 によると、ベルリンの人口350万人中、約62万人が外国人移住者だそうです。地下鉄に乗ってると自分はどこの国にいるのかわからなくなりそうなほど、多国籍な雰囲気がベルリンにはあります。

食べ物に関しても同様です。「ドイツ料理は美味しくない」という人がいますが、ベルリンならいろんな国の料理が食べられます。特に、安くて美味しい「B級グルメ」が豊富です。トルコのケバブやベトナムのフォー、ハンバーガー、ドイツのブラットワースト(ソーセージ)など、3〜8ユーロでお腹がいっぱいになります。

2. グリーンな街

ベルリンに移住して一番はじめに感動したのは緑の多さです。ベルリンの中心地にあるTiergartenはヨーロッパで一番広い「市内」公園です。ここを歩いていると、都心にいることを忘れてしまうくらいリラックスできます。滑走路や空港ターミナルがそのまま残るテンペルホーフ空港跡地は、公園として一般解放されています。ベルリンに住む人たちは公園を有効活用していて、天気がいい日はピクニックから綱渡りの練習まで、それぞれいろんな時間を過ごしています。

3. みんな英語が話せてびっくり

私はドイツ語を学んでいますが、ベルリンでは英語が通じることが多く、ドイツ語が話せなくてもある程度のことは英語で済んでしまう環境があります。レストランやカフェに行った時にドイツ語で注文しようとすると、英語で対応される率が高いです (私の超初歩的なドイツ語を助けてくれる意味合いもあったのかもしれません)。

そんな国際的な環境を喜ぶ人もいれば危惧をもつ人もいないわけではありません。ドイツ語が通じないスタッフが増加しレストランでは英語ばかりが耳につくなど、ドイツ語離れしつつあるベルリンの街に不安を抱いている人もいるようです。

4. アーティストを惹きつけるマグネットがある

70〜80年代のベルリンは、クリエーティブな若者を引きつけるマグネットのような街でした。ベルリンの壁がそびえ立つ殺伐とした環境に、貧しいけどカッコよく生きるアーティストやミュージシャンが集まりました。現在もたくさんのアーティストが住んでいますが、 “Gentrification”(都市開発による低所得地域の高級化)が進むにつれ、昔あった先鋭的な雰囲気が消えてしまったと言う人もいます。

しかしながら、ベルリンは他のヨーロッパ地域と比較して物価が安いので、アルバイトをしながらでも作品制作に専念できる環境があります。市内には大小含むアートギャラリーがが700以上もあり、音楽やクラブシーンも活発で年中様々なイベントが行われています。私もベルリンに在住する日本人アーティストにたくさんお会いしています。

5. スタートアップを歓迎する街

ベルリンには、様々なジャンルのビジネスが毎年44,000社設立されているそうです。他の都市と比較して運営コストやインフラが整っていて、ベンチャーを支援するプログラムや投資も充実しているからです。一緒にビジネスを盛り上げてくれるスタッフを見つけやすいというメリットもあるのかもしれません。

カフェに行くと、ラップトップを囲んで仕事やミーティングをしている20〜30代くらいの人たちをよく見かけます。彼らの共通語は英語です。日本には存在しないGoogle Campusも近々正式にオープンするようで、ネット企業からも注目されていることがわかります

6. 何よりも書類が大切

ドイツに来て知ったのですが、ドイツ人は書類を重要視します。一旦書面で取り交わされた同意は絶対的なので、抗議や苦情を訴える時には書面でトレースできる証拠があるととても有効です。そのかわり、電話やE-mailのやり取りだけでは本気になって動いてくれないことがあるので、修理依頼など大切な問い合わせは手紙を郵送するなどをして書面で証拠を残すようにします。契約書類やレシートなどはしっかり保管しておく心がけが大切です。

ベルリンでは英語だけでも生活することが可能ですが、書類関連はやはりドイツ語で提供される場合が多いです。契約書などを理解できるレベルまで語学力を上げるには何年も勉強せずには無理ですが、自動翻訳アプリを使ったりドイツ人の知り合いにお願いしたりなどして、何とかやりくりできます。

7. 建設ラッシュなのにアパートが見つけられない

ベルリンは壁が崩壊した90年代から建設ラッシュが続いていると言われていて、 “The crane capital of Europe”という異名があるほど市内のあらゆる場所で工事が行われています。その多くは住宅地の建設なのですが、人口が増え続けるベルリンの住宅難は緩和されていません。投資目的でアパートを購入する人も多く物価も年々上昇しているので、昔のように安く借りれる物件が少なくなってきているそうです。アパート見学のために、入居希望者が長蛇の列をなすこともあります。

ベルリンでよいアパートを見つけるには人づたえが一番だと思います。私が現在住んでいるアパートも、知り合いを通して見つけることができました。

 

まとめ

いかがでしたでしょうか。ベルリンは国際的で自由な雰囲気が漂う街なので、外国人移住者にとっては住みやすい環境ではないかと思います。ドイツ旅行を検討している人は、ぜひベルリンにも足を運んでみてください。私もベルリン生活を続けながらアップデートな情報をお伝えしていければと思っています。

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