英語の上達を妨げた3つの落とし穴(英語で夢を見るようになった人へ)

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私は20年近くにわたって英語を学び、英語を使って仕事をしています。今まで書籍や教材を何冊も使いつぶし、大学留学や通訳の仕事をしながら学習を続けてきました。

しかしながら、そんなに長い間、生真面目に英語を学ぶことができたわけではありません。正直、勉強していてめんどくさくなる時があります。適当になってしまうことがあります。せっかくの学びのチャンスを逃してしまったことがたくさんあります。

その落とし穴は、少し英語ができるようになった頃に起きました。自分は日常会話が問題なくできると、自信がついてきた頃です。 英語で夢を見るようになり、英語のジョークを聞いて笑えるようになり、周りの人から「〜さんは英語ができるから」と言われ始めるレベルの頃です。

このレベルに達すると、状況に応じてある程度理解できてしまうので、自分のエゴが邪魔をし始めました。英語学習を本格的に始めたばかりの頃と比べてまめに勉強しなくなり、英語の学びカーブが停滞しました。いわゆるスランプです。それはどうしてか。

今回は、英語に少し自信を持ち始めた人が陥りやすい、学習の伸びを妨げてしまう心理的な傾向や悪い習慣について考えます。私も経験したことですし、みなさんの中にも当てはまる人がいるかもしれません。

1. 知ったかぶり

会話についていっていないのに、日本人の悪い癖である、”Yes, yes, yes…”と相づちをするうちに、会話がどんどん進んでしまうことです。状況的に一番苦しいのが、複数で行われる会話のとき。特に、自分以外は全員ネイティブスピーカーで自分だけ話についていけないと、本当に辛くなります。みんなが笑っていると、私もよくわかんないけど愛想笑いをしたりして……。

訊ねるタイミングが掴めなくて、深みにはまってしまうときってありますよね。でも、知ったかぶりをすると大体ばれるものです。それを指摘されたときのほうがダメージが大きい。私もこれで恥をかきました。

日本人同士の間でも、知ったかぶりを思わずしてしまうことって誰にでもあると思います。 でも、対外国人との会話において決定的に異なるのは、自分に英語のハンディがある分、理解できなくてもおかしくはないのです。 さらに、文化背景や習慣が異なるため、相手の一般常識は日本人の一般常識とは言えません。相手の話す意味が理解できない=「世間知らず」にはならないのです。

頭で納得していても難しいのはわかります。確かに「わかならい」と伝えること自体にちょっとした勇気がいるのかもしれません。自分に劣等感を感じたり自分の弱さを悟られたくない心理が働くのかもしれません。

こう考えよう

自分が会話についていけなくなったら、「学びのチャンス」がきたとポジティブに考えるようにしましょう。そして恥ずかしがらずに”I didn’t understand what you’ve just said.” と聞き返しましょう。インタラクティブに学んだことは、自分の記憶にしっかり刻み込まれます。積極的に会話に参加することによって、お互いに有益な交流ができ、英語の上達にもつながります。

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2. わかったつもりで確認しない

初めて見たり聞いたりする単語や英語表現を「こんな意味かな」と推測しただけで終わらせるパターンです。

私の留学生活が2年目を過ぎたあたりに、「この意味は何だろう?」と細かいところで立ち止まる習慣を止めてしまいました。普段の生活においては、自分が必要な部分だけわかればよしと考えるようになりました。始めは欠かさず持ち歩いていた携帯用辞書は家から一歩も出なくなりました。英語の書籍や新聞を読んでいても、知らない単語を調べるのが面倒なので、重要な部分だけ意味が分かればそれ以上は時間をかけませんでした。

確かに、大量の書籍を読まなければならなかったり、TOEICや英検のように時間に制限がある場合は、細かい点を省いて概要を短時間で把握するスキルが必要です。

しかしながら、確認できる時にはちゃんと調べておくことがとても大切なことがわかりました。多読と精読は両方必要です。中途半端に理解できても、細かいニュアンスを読み取る能力がつきません。学ぶために必須である、疑問に思う気持ちを失ってしまいます。

こう取り組もう

基本的なことですが、手帳を持ち歩いて疑問点をメモし、後で辞書などを使って意味をクリアーにします。「これ納得できない」と思う気持を、メモ取りによって習慣化させましょう。また、興味のある記事や本の抜粋を準備して、精読の練習をするのも効果的です。

3. 日本語に置き換えられない

英語上達法の一つとして「英語は、英英辞典を使って理解しよう」などとよく言われますが、私は、日本語と英語を相互に置き換えられなければ、言語を本当に理解していないのと同じことではないかと思っています。

カナダで社内通訳の仕事を開始する前は「英語は英語だけで考える」というモットーで生活していました。英英辞典を主流に使用し、大半は英語のみで読み書きや会話をしました。

私の場合、日本語を介さなかった習慣が後になってひびきました。通訳の仕事をし始めてから、いかに自分の英語と日本語の理解が中途半端なのかがわかりました。単語一つとっても本当に様々な定義や言い方があります。それらが自分の脳の引き出しにたくさん入っていないと、通訳するときに上手に言葉を紡ぎ出すことができません。

英語で意味を説明できても、日本語で上手な訳が思うように思い浮かばないときがありました。漢字も忘れましたし、文章もうまく書けなくなりました。

私は日本で生まれ育っているので、どんなに頑張っても日本語を軸としてものごとを考えます。このブログを読まれている人の95%以上は同じ境遇なのではないかと思います。

日本語を一切使わずに人生生きていく、と決心している人を除いては(海外にはそういう「日本人」がいるんですよ)、日本語と英語の両方をきちんと理解して、両言語で表現できることが望ましいのではないかと思います。通訳のような専門職に就く、就かないに関わらず、日本をベースに国際的な仕事をしたいなら、両言語を大切にしてください。

外国語を学習することは、自国の言葉と文化を再確認するプロセスです。知識は世界に広がるだけではなく、日本人としてのアイデンティティを考えるよいきっかけになります。

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こう取り組もう

地道なことですが、疑問にもつ習慣と調べる繰り返しを重ねることが大切です。練習としては、自分が通訳者になったつもりで、英語→日本語、日本語→英語と相互に変換していく練習が効果的です。新しいフレーズは感覚で憶えるのではなく、日本語でも理解する習慣をつけましょう。

また、日本語、英語の両言語に磨きをかける取り組みが大切だと思います。英語の的確な定義は日本語の語彙が豊富であればあるほど見つけ易くなります。

 

上記3点が、私の英語学習の上達を妨げた落とし穴です。昔は全く気づかずにしていたことなので、これを読んでくださった人は、是非自分の取り組み方を見直すきっかけにしていただければ幸いです。もし上記以外にみなさんがシェアできる体験談がありましたら、ぜひコメントしてください。

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