コンテクストを制するものは英語を制する

私はオンライン英会話の「DMM英会話」が提供する「DMM英会話なんてuKnow?」に、回答者(アンカー)として参加しています。このサービスは、一般の方が投稿する日本語の質問文に対する答えとして、バイリンガルや英語教育者がさまざまな英語のフレーズ例を紹介、解説するものです。どなたも自由に閲覧できますので、ぜひ覗いてみてください。

このコーナーを見ると、日本語1文に対し、いかに多くの英語表現が可能なのかがわかります。

例えば、「ようこそいらっしゃいませ!をWelcome以外で、英語でなんて言うの?」という質問に、15パターン以上の例が紹介されています。

How are you? 

Thanks for coming!

Good to see you!

It’s great to have you here.

ここで注目したいのは、上記の英文を日本語に直訳した場合「ようこそいらっしゃいませ」にはならないことです。

How are you? 「元気ですか」

Thanks for coming! 「来てくれてありがとう」

Good to see you! 「会えて嬉しいです」

It’s great to have you here.「ここに来てくれて嬉しいです。」

英文「ようこそいらっしゃいませ」に相対する表現はこれだけ多様にあるということです。

でも、テストでこんな回答をしたら、点数はもらえませんよね!

言葉はコンテクスト、つまり、その場の「状況」や「文化的」背景により意味が変わります。私たちは文脈や背景をその都度考慮しながら、解釈の仕方を微妙に変えたり、適当な表現を見つけだします。だから、単語やフレーズを丸暗記しても、その使い方を知らなければあまり意味がありません。

加えて、英語には日本語に存在しない表現がたくさんあります。外国人との交流においては「文化的コンテクスト」が反映されますので、異なる文化、世界観から形成されたものごとの捉え方を互いに理解し合おうとする姿勢が必要です。そこから的確な情報を汲み取るのはさらに困難となります。

では、どうしたら多様なコンテクストを学べるかですが、これはいろんなシチュエーションを数多く経験するしかないと思います。人と会ったりどこかに行かなければ学べないというわけではなく、あらゆるメディア媒体を通じて吸収することも可能です。会話が発生した場所と状況、誰に対してどのように言うのか、相手との関係など、ケース・バイ・ケースで解釈が異なることに注目してください。

コンテクストに合わせて的確な言葉を見つけ出す能力が、本当の英語力ではないかと思います。

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