“I don’t know”と言えない人がよく使うフレーズ
会話をしていて”I don’t know.”ー分からない、と正直に伝えられない時ってありませんか。
例えば、パーティや仕事先などで
「知らないと言って、自分の専門性を疑われたくない。」
「相手に見下されたくない。」
「知ったかぶりはしたくないけど、できれば自分の力量を相手に悟られたくない。」
「自分の無知をさらけ出したくない。」
などと内心思いながら、話についていけなくて焦ってしまう。でもそんな自分を相手に悟られたくない。こんな経験思い当たりませんか?
欧米の人たちの間でもよくあることです。会話上手な人、話をリードできる人は、どんな場面でも一目おかれます。言い方を少し工夫するだけで相手に与える印象がガラッと変わるのも、不思議なことではありません。
今回は、I don’t know.の代わりとなるフレーズ、分からないことを素直に認めたくない人がよく使う表現と、そこに隠された「本音」を紹介します。これらは実際私が見聞きしたものばかりです。もちろんストレートに使ってよい表現ですが、ちょっと見栄を張りたい人たちの代表的な言い方でもあります。
I wasn’t aware of that.
それは認識外だったな。
(本音 自分にとって、知る必要がなかったことだった。)
It’s beyond my expertise.
私の専門外なので。
(本音 自分の専門ではないことなので、知らなくても良かったことだった。)
I’m not very familiar with the subject, but I’ve heard about it.
あまり精通していない分野なのですが、聞いてはいます。
(本音 これ以上詳しくは突っ込まないで。)
I should have known about it.
それ、知ってなきゃだめなことですよね。
(本音 相手に無知であることを指摘される前に、自分で自分を落とす。)
What does that mean again…? It slipped my mind.
どういう意味だったかな。ちょっと頭から抜けちゃったな。
It’s on the tip of my tongue.
喉まで出かかってはいるんですが、思い出せません (直訳は「言いたいこと(it)が舌先に乗っかってる」)。
(本音 ホントは知らないけど、とぼけて知ってたふりをする。)
You know what I’m talking about?… It’ll come back to me in a minute.
私の言ってること、分かりますよね。今すぐに思い出せるはずなのですが。
(本音 聞き手に話を振ることによって、つっこまれるのを避ける。)
Hey John, what was that again?
ねえジョン、アレなんだったっけ?
(本音 外野の人に話を振る。)
最終的には、正直に分からないと認められる人が、一番強いです。 あまり背伸びばかりしていると揚げ足を取られますので、あくまでもほどほどにしてくださいね。
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