マルタの冬は温暖なんてウソ!
『マルタも厳しい冬をむかえています。骨までしみ入るような、体の芯から凍える辛さがここ1週間続いています。』
と言ったら信じてもらえますか?
マルタの冬は、気温が氷点下になって雪が降り積もる地域で体験するタイプの寒さとは異なります。
どう違うのか、それは、家の中がとてつもなく寒いんです!
マルタにある建物は夏の暮らしに適応していますが、冬の寒さを完全に無視した造りになっています。石灰岩にプラスターを塗っただけのようなとてもシンプルな建築技術により、家の中は湿気がこもり易く、外にいるより寒く感じます。
湿気を取り除く為に、天気の良い日は窓を全開して風通しを良くします。カビも発生し易くなるので、この湿気対策が冬の重要課題です。ちなみに、マルタに持って来た服や革靴、高級バッグがカビだらけになっても驚かないで下さい。よくあることですから。。。
我が家ではポータブルのガスヒーターを2台使用していますが、部分的にしか暖かくならないので、セーターを重ね着して過ごしています。
ヨーロッパ北部やカナダに住む知り合いが、氷点下15度だとか大雪だとかなげくのを聞きますが、冬の寒さに対応した北国の家の中は、Tシャツで過ごせる程快適なはずです。
『雪が降る街と室内で凍えるマルタ。どっちがましなのだろう』と、我が家で唯一暖かい場所、ベットの中で丸まりながら思いをはせるのでした。
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