ビジネス・プライベートの場で役立つ初対面の人とのスモールトーク例

英語でする自己紹介とスモールトーク。ビジネス、プライベートに関わらず、お互いがうまく打ち解けて朗らかな雰囲気で会話をするには、使う語彙や文法云々よりも、その人の文化背景を考慮した会話をすることが大切なのではないかと、前回のブログで紹介しました。

みなさんはどんな「会話ネタ」をお持ちですか？質問はできるけど、うなく話が噛み合なかったり、続かなかったりした経験はありますか？

どんな文化背景の場合も一緒だと思いますが、初対面の人の印象は、最初の５分でほぼ決定づけられます。恥ずかしがったり躊躇したりせずに、ここで自信をもってコミュニケーションがとれると、ビジネスの場ではもちろん、プライベートでも相手に良い印象を与えることができます。英語でスムーズに言葉のキャッチボールができるようになりたいですよね。

ここでは、初対面の人ともうまく英会話をするための「当たり障りのない」トピック例を紹介します。学校やビジネスの場面などで見聞きした自己紹介シーンを頭に思い浮かべながら、リストアップします。

天気の話

欧米の人たちは天気の話が大好きです。確実にスモールトークベスト1です。会社で同僚に朝の挨拶をする時など、必ずといっていいほど天気の話が持ち出されます。今日の天気は良い、悪いから始まって、最近雨が多いね、例年より寒さが続いているねなど、天気に関してみんな様々な見解があっておもしろいです。

学校や仕事の話

自分がどんなことをしている人間なのか、簡単に英語で説明できるようにしておきましょう。大学生だったら、学年、学部、学んでいること、興味のある分野。仕事をしている人なら、会社の事業内容や職種、仕事内容、何年勤めているか、などです。ここではステータスを強調するよりも、どんな分野に関わっている（学んでいる）人間なのか、そして将来どんな仕事やキャリアを見据えているか、などを伝えるようにすると、相手は自分に興味を持ってくれます。

一般的な時事関連（でも込み入った政治の話は×）

聞き手の国のニュースを取り上げて話をすると、よく事情を知っている人と思われて好印象を与えます。難しい話をする必要はありません。初対面で会う人の出身国が事前に分かる場合は、先回りして事前に調べておきましょう。一つ気をつけたほうがいいのは政治の話です。欧米人の中には確固とした政治的ポリシーを貫いている人がいます。初対面で政治関連の詳しい話はしないほうが賢明だと思います。

スポーツの話

天気に加え、世界中どこでも好まれるトピックはスポーツです。国によって傾向がありますが、アメリカならアメフトや野球、カナダならアイスホッケー、イギリスはサッカーやラグビーなどが人気でしょうか。日本のプロ野球と同様に、欧米のプロスポーツチームも地域に根ざしていているので、熱狂ファンがたくさんいます。その人が好きなチームの選手名などを知っていたら、相手との距離感がいっきに縮まりますよ！

趣味の話

学校や仕事以外に、自分の趣味について話せるといいですね。趣味の話ができると聞き手に与える自分の印象に深みがでます。仕事の話ばかりしていると場がしらけることがありますので、自分が長く続けていること、夢中になっていることなどを、英語で説明できるようになるといいと思います。

食べ物の話（ベジタリアンには注意）

食べ物の話も世界共通です。来日している外国人に対しては、日本食の話やおすすめのレストランを紹介してみましょう。自分が海外にいる時は、現地のおすすめ料理などを聞くと話が盛り上がります。食べ物系の会話で一つ気をつけることは、欧米ではベジタリアンが意外に多いことです。中には、倫理的なポリシーとして肉を一切食べない人がいます。そういう人にむやみに焼き肉の話などをすると嫌がられるので、相手の反応を伺いながら話をすすめましょう。

この他にも、来日している外国人と日本で会話をするのか、もしくは、自分が海外にいて現地の人に自己紹介をするのかによっても、異なったパターンが考えられます。上記で触れていないトピックをここで簡単に紹介します。